まるでラピュタの世界！あなたもきっと心奪われる「北ウェールズ」の大自然を覗き見しない？

イギリスには、コッツォルズや湖水地方など、自然を存分に感じることのできる有名な観光スポットがたくさん存在します。中でもイギリス西部に位置する「ウェールズ」と呼ばれるエリアは、英国随一を誇る山岳地帯。

海や山などの広大な自然、歴史あるお城や城下町など、イギリスの見どころがギュッと詰まった、イギリスを観光する上で欠かせない場所です。

今回は、長い冬のはじまりに特におすすめしたい「北ウェールズ」の世界を写真とともに紹介していきます。次の旅の参考のためにも、北ウェールズの魅力を覗き見していただければ幸いです。

英国随一の山岳地帯。北ウェールズの魅力

日本では意外と知られていませんが、イギリスは「イングランド」「ウェールズ」「スコットランド」、そして「北アイルランド」の4つの国で構成されています。

それぞれの国によって国旗も異なり、独自の文化や言語まで存在します。イギリスと一口に言っても国によってさまざまな特徴があるため、イギリス国内を旅しているにもかかわらず、まるで違う国を旅している気分になれる理由がここにあります。

中でもイギリス西部に位置するウェールズは独自の文化が根強く残る国。ウェールズに住む人々はウェーリッシュ (Welsh)と呼ばれ、町では至る場所でウェールズ語の看板や国旗を目にします。

ウェールズは、町や村によっても雰囲気が異なり、少し移動するだけで新鮮さや驚き、発見がたくさん。

雄大な敷地を誇る国立公園をはじめ、山、海、湖、歴史深いお城や城下町などなど、多種多様な「美しさ」が点在している、イギリスの魅力がギュッと詰まった場所です。

コッツォルズや湖水地方など、イングランドの自然を感じることのできる観光地と比べると、ゴツゴツした大きな岩が多い荒涼な大地のため、荒々しさすら感じるありのままの自然の姿を味わえるのが特徴です。

カーナーヴォン(Caernarfon)は、まるで映画『天空の城ラピュタ』の世界！

北ウェールズで最も人気の高い観光スポットと言っても過言ではないのがここ、「カーナーヴォン」。昔ながらの城下町の趣が残りつつ、再建築されたカラフルな外装のお店も多い、今昔が調和した不思議な雰囲気が漂う町です。

町は大きく4つのエリアに分かれており、至るところに案内看板も設置されているため、散策がしやすいのも特徴。小さな町なので、のんびりと歩いても2時間もあればぐるりと一周できますよ。

レストランやカフェ、お土産ショップなども充実しており観光客の姿も多い印象です。週末にはマーケットも開催され活気の溢れる様子が楽しめます。

また、カーナーヴォンは西側をメナイ海峡、東側をセイオント川に挟まれており、水辺の散策も楽しみの一つ。のんびりと水辺を歩いたり、休憩したりと、思い思いの時間を過ごすことができます。

カーナーヴォン城

カーナーヴォンのメイン観光スポットである「カーナーヴォン城」。ユネスコ世界遺産に登録されているカーナーヴォンを代表する観光スポットです。お城は海辺沿いに建っており、城壁が街をくるっと囲んでいます。

石造りの重厚さと、今もなお感じる威厳のある外観。カーナーヴォンの町をよりいっそう特別な場所に魅せてくれます。

城壁の中へ足を踏み入れると、まずは広々とした中庭がお出迎え。敷地内は想像以上の広さです。

キングスゲートと呼ばれるエントランスをくぐり抜けると、お城は8つのタワーに分かれています。それぞれ歴史を学べる展示品や映像が多く、まるで歴史博物館に訪れたような気持ちになります。

カーナーヴォン城は、映画『天空の城ラピュタ』のモデルになったといわれているお城として、日本人観光客からも大人気。

シータがパズーに救出された塔や橋など、映画で見たことのある光景が広がり、どのシーンに使われた場所かを探しながら歩くのも楽しいですよ。映画を見た人はよりいっそう楽しめること間違いなしです。

ウェールズ最高峰「スノードニア国立公園」

英国随一の山岳地帯として知られる北ウェールズで欠かせないのがここ、スノードニア国立公園。イギリスで最も知られた高地の一つで、数え切れないほどの名所がある、北ウェールズを代表する観光スポットです。

とにかく広大な土地を誇り、険しい山々と森林、いくつもの湖が連なる美しい自然を堪能できる場所です。