ライター
ほさかまき 「世界一周ひとり旅」経験者

理系の国立大学院を卒業後、11年間勤めた企業を退職し、2017年2月に世界一周開始。30代半ばにして突如世界一周を思い立つ。社会人になってから毎年有給休暇で海外旅行をしていたが、バックパッカーは初めて。東京生まれ東京育ちのため、のどかな田園風景に憧れる。衰えつつある体力と戦いながら、趣味の写真撮影を楽しめるよう、のんびり旅します。

こんにちは。TABIPPOライター、オトナフォトジェンヌほさかまきです。

アルゼンチンの北部に位置するウマワカ渓谷は、世界遺産に登録されており、その壮大で美しい自然は「南米のグランドキャニオン」とも呼ばれています。

アルゼンチン在住の人に、「日本のガイドブックにはまだ載っていないけれど、ウマワカ渓谷に行くならおすすめの村がある」と聞き、行ってみました。その名もイルーシャ(Iruya)です。

 

イルーシャ村とは

イルーシャは周囲をウマワカ渓谷の岩山に囲まれた、山間の小さな村です。イルーシャ村自体の景観と、イルーシャ村に着くまでの景色の良さが魅力となり、日本ではまだほとんど知られていませんが、ウマワカに滞在する旅行者にはけっこう有名なようです。

イルーシャ村は、ウマワカ渓谷最大の町ウマワカから北に約40kmのところにあり、ウマワカからバスで3時間で行くことができます。参考までに、2018年1月時点のバス時刻表を記載します。

■バス時刻表(2018年1月時点)
ウマワカ → イルーシャ 8:20、10:30、16:00(土曜は運休)
イルーシャ → ウマワカ 6:00、13:00、15:15

 
ウマワカからイルーシャまでの道は、ほどんど未舗装です。途中、崖の細い道を通ったりもします。そのため、大雨が降るとバスが運航中止になるそうです。スケジュールが詰まっている人は、天気予報を見てから、行くか判断してくださいね。

 

展望台からの景色がまるでナウシカの世界のよう

イルーシャには展望台が2つあります。ひとつは町の中にある展望台で、町の中心地から徒歩15分で行けます。もうひとつは山の中腹にあり、町の中心地から往復で3時間半かかります。

私は時間がなかったため近くの展望台にしか行けませんでしたが、そこから見たイルーシャ村は谷の中にすっぽりとおさまり、まるでスタジオジブリの映画「風の谷のナウシカ」の世界のようでした。

イルーシャの人々は250年前から伝統の住居や衣服等を維持しているそうです。三つ編みに帽子を被った先住民インディヘナの人々の姿。石畳の細い道に質素な家。

アルゼンチンの他の町とは異なる生活習慣に触れることができました。クリーム色に水色の教会もかわいかったです。

 

ウマワカからイルーシャへの道中の景色が最高

イルーシャへはウマワカの町からバスで行きますが、この道路が絶景続きです。美しい丘を延々と越えながら進みます。

私は既にサルタからウマワカへの道でその景色に感動していましたが、ここでも魅了されてしまいました。行きにその素晴らしさを知った私は、帰りのバスが朝6時発だったにも関わらず、ずっと起きて窓の外を眺めていたほどです。

ライター
ほさかまき 「世界一周ひとり旅」経験者

理系の国立大学院を卒業後、11年間勤めた企業を退職し、2017年2月に世界一周開始。30代半ばにして突如世界一周を思い立つ。社会人になってから毎年有給休暇で海外旅行をしていたが、バックパッカーは初めて。東京生まれ東京育ちのため、のどかな田園風景に憧れる。衰えつつある体力と戦いながら、趣味の写真撮影を楽しめるよう、のんびり旅します。

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