皆さんは海外フェスへ行ったことはありますか?世界中から音楽好きの仲間が集まり、特別な高揚感と笑顔を共有するフェスティバル。
本記事では海外フェスに人生を注いだ著者、津田昌太朗さんの書籍「THE WORLD FESTIVAL GUIDE」に掲載されている海外フェスの情報をまとめました!
1986年兵庫県生まれ。大学卒業後、広告代理店に入社。「グラストンベリー」がきっかけで会社を辞めイギリスに移住し、海外フェスを横断する「Festival Junkie」プロジェクトを立ち上げる。現在は、日本国内の音楽フェス情報サイト「Festival Life」、海外フェス情報サイト「feslavit」を運営しながら、雑誌連載やラジオ番組のパーソナリティなど、フェスカルチャーをさまざまな角度から発信し続けている。ワタナベエンターテインメント所属。Instagramアカウントはこちら
あの時の自分のように「いつかあの場所に行ってみたい」とか「いつかあのアーティストを観てみたい」と思っている人の “いつか”をふき飛ばしたい。
大好きなアーティストが日本に来ないと嘆く暇があったら、こちらから出向いてやればいい。SNSで世界中のどこの景色だってすぐに見られるような時代だからこそ、その場所に行かないと分からないことがある。好きなものがあれば、僕たちはどこへだって行ける。
本書は、フェスティバルに魅せられ、フェスティバルにすべてを注いだ男、津田昌太朗の人生が詰まった本。きっとあなたがまだ知らない「フェス×旅」の素晴らしさをお伝えします。
Glastonbury Festival / グラストンベリー・フェスティバル
100を超えるステージとあらゆるカルチャーを楽しもう!
photo by 「THE WORLD FESTIVAL GUIDE」より
日本のフジロック・フェスティバルのモデルになったグラストンベリー・フェスティバルは、1970年から続く世界最大規模の音楽フェス。会場一帯は広大な牧草地で、そこに100を超えるステージが設置され、1,000を超すライブが行われる。
メインとなるピラミッドステージは、これまで多くの大物がヘッドライナーを務めてきた聖域。Paul McCartney、TheRolling Stones、The Whoといったレジェンドから、最近では、AdeleやEd Sheeranといった錚々たるアーティストが歴史に残るライブを披露してきた。
photo by 「THE WORLD FESTIVAL GUIDE」より
他のステージでも、国籍やジャンルにとらわれない様々なアーティストのライブが楽しめる他、映画、サーカス、キャバレーなど、多種多様なアトラクションやカルチャーが味わえる。
過去には、ダライ・ラマ法王がステージに立ってメッセージを伝えたり、観客としてロイヤルファミリーが来場したりと、他のフェスでは考えられないことが次々と起こるのもこのフェスの醍醐味。4~5年間隔で芝を休ませるためフェスが開催されない年があり、2018年は休催となった。
・開催国・都市:Pilton, United Kingdom
・開催地:Worthy Farm
・アクセス:日本から飛行機で約11時間半。ヒースロー空港からの会場への直行バスもある。ロンドン経由の場合は、ヒースロー空港から市内まで特急列車で約30分。市内から会場までは、車・バスで約3時間。電車だと会場最寄りのキャリーキャッスル駅まで約2時間。駅からは無料シャトルバスあり。
・スケジュール:6月下旬(2019年は6月26日~30日)
・最近の出演アーティスト:Radiohead, Foo Fighters, Adele,Ed Sheeran, Muse, Coldplay, Florence + The Machine
・滞在スタイル:キャンプサイト券などを購入する必要はなく、参加者は会場のいたるところでテントを張ることができる。事前に予約すれば、既設のテントやシャワー等の設備の整った有料エリアも利用できる。複数人参加であれば、値段も比較的手頃でシャワーなども充実している「Worthy View」というエリアがおすすめ。
・チケット:前年の10月に販売され、数十分で完売。4月にはキャンセル分の再販売が行われる。販売開始前に顔写真や住所などの事前登録が必須。日本まで郵送してくれるので日本の住所でOK。
・公式サイトURL:www.glastonburyfestivals.co.uk
ヘッドライナーは誰!?が、賭けの対象にもなる国民的関心事!
photo by 「THE WORLD FESTIVAL GUIDE」より
グラストンベリーのヘッドライナー予想は、ブックメーカーの賭けの対象になるほど関心が高い。過去にJay-Zが史上初のヒップホップアーティストとしてヘッドライナーに選ばれた際には、OasisのNoel Gallagherが、そのことを批判し、ファンを巻き込んだ議論に発展。Jay-Zはそれを逆手に取り…
After movie / アフタームービー
こちらのアフタームービーは2015年と2017年のもの。動画で臨場感を味わってみよう!
SHOTARO’S ADVICE / アドバイス
photo by 「THE WORLD FESTIVAL GUIDE」より
まさに人生を変える体験をしたグラストンベリー。2013年に初めて参加した時にその世界観に圧倒され、少しでもグラストンベリーに近づくために、働いていた会社をやめ、イギリスへの移住を決意。そこから毎年欠かさずに参加しているが、行くたびに新しい出会いや発見があり、まだまだこのフェスのほんの一部しか知らないのだということに気づかされる。
どんなに人から話を聞いて、写真や映像を観ようとも、そんなことではグラストンベリーの魅力の一部にしか触れられていない。実際にあの場所に立った人だけが感じられる感動を味わいに、ぜひ一度足を運んでみてほしい。もしかしたら人生を変える旅になるかも!?
TOWN GUIDE / タウンガイド
デヴィット・ボウイが生まれたサウス・ロンドン
photo by 「THE WORLD FESTIVAL GUIDE」より
以前は治安が悪いといわれていたサウス・ロンドンだが、最近では若いアーティストが多く移り住み、お洒落タウンとして有名になった。そんな街の出身者として最も有名なアーティストが2016年に亡くなったDavid Bowie。
彼の肖像画が描かれた壁が地下鉄ブリクストン駅の目の前にあり、今なお多くのファンが訪れる聖地になっている。またブリクストンのみで使える地域通貨の10ポンド紙幣はDavidBowieの顔がプリントされているので、記念に両替してみてもいいかも。
その他のピックアップ情報は書籍でチェック!
・良質なレコード屋をめぐるロンドンの旅 / ソーホー地区
・ビートルズ気分で歩くロンドン / アビー・ロード
・イーストでマーケットから夜遊びまで満喫! / イースト・ロンドン
・ハイドパークでタダ聴きフェス!? / ハイドパーク
「THE WORLD FESTIVAL GUIDE」で世界のフェスを楽しもう!
photo by 「THE WORLD FESTIVAL GUIDE」より
本記事の内容は、津田昌太朗さん著書「THE WORLD FESTIVAL GUIDE」に掲載されています。フェス×旅に魅せられて100を越える海外フェスに参加し、フェスティバルに人生を注いだ著書の熱意と人生が詰まった一冊。ページ数は180Pにもおよび、掲載フェス数はなんと121ステージ!
音楽が好きな方はもちろん、海外フェス経験がない方も思わず魅せられてしまう盛りだくさんな内容になっています!次の旅先の参考に、ぜひ手にとってみてくださいね!
書籍刊行記念トークイベントのご案内
『THE WORLD FESTIVAL GUIDE 海外の音楽フェス完全ガイド』の刊行を記念して、津田さんと編集担当の伊澤慶一さんのトークイベントが開催されます。当日は、本書の制作秘話や最新のフェス情報などをたっぷりお話しされる予定。ぜひぜひご参加ください!
・日程:5月23日(木)19:30~21:00(19:15開場)
・場所:代官山蔦屋書店1号館2階イベントスペース
・定員:先着60名
・参加条件:書籍『THE WORLD FESTIVAL GUIDE』+イベント参加券のセット(3,000円/税込)もしくは イベント参加券(2,000円/税込) を購入された方
・申込方法:代官山蔦屋書店の店頭(代官山蔦屋書店3号1階レジカウンター)もしくはオンラインストアからお申し込み可能です。
❐ベルギーの海外フェス「Tomorrowland(トゥモローランド)」
❐イギリスの海外フェス「Glastonbury Festival(グラストンベリー・フェスティバル))」
❐スペインの海外フェス「Sónar, Music, Creativity & Technology(ソナー・ミュージック・クリエイティビティ・アンド・テクノロジー)」
❐アメリカの海外フェス「The Governors Ball Music Festival(ガバナーズ・ボール・ミュージック・フェスティバル)」
❐アメリカの海外フェス「Lollapalooza(ロラパルーザ)」
❐アメリカの海外フェス「South by Southwest(サウス・バイ・サウスウエスト)」
❐イギリスの海外フェス「Bestival(ベスティバル)」
❐ハンガリーの海外フェス「Sziget Festival(シゲト・フェスティバル)」
❐デンマークの海外フェス「Roskilde Festival(ロスキレ・フェスティバル)」
❐香港の海外フェス「Clockenflap Music and Arts Festival(クロッケンフラップ・ミュージック・アンド・アーツ・フェスティバル)」