ライター
桃(Momo) フリーライター

書く人・エッセイスト。アメリカ・イギリスでの短期語学留学、ヨーロッパ鉄道周遊ひとり旅など経て、新卒でベンチャーの旅行会社に就職。現在は複数メディアにてフリーのライター兼編集者。趣味は英語で、映画は洋画を中心に年間150本を鑑賞。渡航国数は23ヶ国。

語学を上達させたいなら留学が一番。しかし、一番気になるのは費用のこと。予算内で出来るだけ長く滞在し、語学を磨きたいですよね。

アパートメントでルームシェアをするのか、ホームステイにするのか、寮に滞在するのか。物価や滞在方法は国によって大きく異なりますが、今回はどの国にどれだけ滞在すると、大体どのくらいの費用がかかるのかを、人気留学先である10ヶ国の大まかな費用を、ざっくりとまとめたのでご紹介します。

*編集部追記
2018年5月に公開した記事に新たに加筆しました。(2018/12/20)

メジャーな留学先10カ国の費用を比較


Photo by ShutterStock

語学留学には英語の他にスペイン語、ドイツ語、韓国語などがあります。こちらでは様々な国の比較をしているので、ぜひ参考程度にご覧ください。

アメリカ留学費用 比較

・学費:3ヶ月・・約20〜45万円 / 6ヶ月・・80万円〜100万円 / 12ヶ月・・100万円〜250万円
・滞在費(1ヶ月):約10〜13万円
・生活費(1ヶ月):約10〜20万円
・往復航空券代:約7~15万円(往復)

国土が広いアメリカは、東海岸から西海岸まで様々な留学先を選ぶことができます。費用に差があるのも、場所によっては税率が異なったり、物価の高さが全然違うから。場所によっても文化や楽しみ方、ルールは異なるので、アメリカ留学の際は都市をしっかり調査してから決めましょう。

カナダ留学費用 比較

・学費:3ヶ月・・30万円 / 6ヶ月・・60万円〜70万円 / 12ヶ月・・120〜250万円
・滞在費(1ヶ月):約5~7万円
・生活費(1ヶ月):約3〜8万円
・往復航空券代:約8~17万円(往復)

留学先やワーキングホリデー先として根強い人気があるカナダ。アメリカと近い場所に留学する人が多く、日帰り旅行だって可能です。カナダは一年中楽しめる場所なので、飛行機の値段がなかなか下がりません。場所によっては飛行機の往復代が結構かかってしまうのがネック。

オーストラリア留学費用 比較

・学費:3ヶ月・・17〜25万円 / 6ヶ月・・約35万円〜70万円 / 12ヶ月・・約75〜90万円
・滞在費(1ヶ月):約5〜10万円
・生活費(1ヶ月):約3〜4万円
・往復航空券代:約7~14万円(往復)

グレートバリアリーフがあり、自然豊かなオーストラリアも留学先・ワーキングホリデーで根強い人気を持っています。滞在方法は留学生同士でのシェアハウスがおすすめだそう。最初はホームステイや寮に入り、後々もっと安く住めるアパートメントに移るという手もあります。

フィリピン留学費用 比較

・学費+寮費:3ヶ月・・約40〜70万円 / 6ヶ月・・約80〜110万円 / 12ヶ月・・約150〜250万円
・生活費(1ヶ月):約2〜4万円
・往復航空券代:約5~9万円(往復)

日本からとても近く、言語だけでなくエンジニアなどのIT留学も進んでいるフィリピン・セブ島。滞在費がとても安く、使われる英語も聞き取りやすいので、初めての留学または超短期留学ならぴったりです。もし少しでも金銭的に余裕があるなら、一度フィリピン留学を試してみてはいかがですか。

イギリス留学費用 比較

・学費:3ヶ月・・約40万円 / 6ヶ月・・約70〜110万円 / 12ヶ月・・約70〜150万円
・滞在費(1ヶ月):約9万円
・生活費(1ヶ月):約7〜15万円
・往復航空券代:約9~15万円(往復)

物価も地価も高いイギリスは、格安留学先には向いていないでしょう。もしイギリスでできるだけ留学費用を抑えたいなら、ロンドンではなく地方に留学するという手もあります。

イギリスの地方といっても、公共交通機関が非常に発達しているので、ロンドンまで2〜3時間でアクセスできてしまうほど。普段は地方に生活拠点を置き、週末にはロンドンに出かけるものおすすめです!

ニュージランド留学費用 比較

・学費:3ヶ月・・約30〜35万円 / 6ヶ月・・約50〜80万円 / 12ヶ月・・約100〜120万円
・滞在費(1ヶ月):約8万円
・生活費(1ヶ月):約4万円
・往復航空券代:約8~18万円(往復)

留学費用がそこまで高くも安くもないニュージーランドの最大のメリットは、他の都市と比べるとそこまで誘惑がないこと。国内ならバスでアクセスが可能ですし、国外旅行もまとまった日数がないとできないので、しっかり勉強をしたい人にはぴったり。しかしLCCが就航していない分、往復航空券が少し高めです。

マルタ留学費用 比較

・学費+滞在費:3ヶ月・・約60〜160万円 / 6ヶ月・・120万円〜300万円 / 12ヶ月・・200〜400万円
・生活費(1ヶ月):3万円〜5万円
・往復航空券代:約10〜15万円

物価が安いヨーロッパのバケーション地として有名なマルタ。就航している航空会社を選ばないと、往復航空券が少し高めになってしまいますが、一ヶ月の生活費は比較的お安め。学費と滞在費が一緒になって費用が出されているので、滞在方法を考えてプランを選びましょう。

なお、外に出ると美味しいイタリアンを提供しているお店が溢れているので、外食には気をつけましょう。

フィジー留学費用 比較

・学費+滞在費:3ヶ月・・約25〜40万円 / 6ヶ月・・約50〜80万円 / 12ヶ月・・120〜170万円
・生活費(1ヶ月):約2〜4万円
・往復航空券代:約10〜15万円

南国フィジーも生活費は比較的お安め。往復航空券は、日本からフィジーへの直行便が就航し始めたので、アクセスも楽になりました。学費と滞在費が一緒になっているので、計算だけ間違えずに。

アイルランド留学費用 比較

・学費:3ヶ月・・約35〜50万円 / 6ヶ月・・約50〜85万円 / 12ヶ月・・約100〜120万円
・滞在費(1ヶ月):約7〜10万円
・生活費(1ヶ月):約4〜6万円
・往復航空券代:約10〜15万円

アイルランドは物価も滞在費もそこそこですが、首都のダブリンを生活拠点にすると、他の国へ旅行に行くには船でイギリス、または飛行機でヨーロッパになります。LCCも多く就航しているのですが、そこまで多くの旅行に行く機会がないと考えると、滞在費は安くなるはず。

スペイン留学費用 比較

・学費:3ヶ月・・約15〜20万円 / 6ヶ月・・約30〜35万円 / 12ヶ月・・約50万円〜70万円
・滞在費(1ヶ月):約5〜7万円
・生活費(1ヶ月):約3〜4万円
・往復航空券代:約10〜15万円

生活費が意外とお安く済むスペイン。学費も比較的安いので、第三言語としてスペイン語を学ぶにはぴったりな滞在先でしょう。日本〜マドリードにイベリア航空が就航してから直行便を使うことができるようになったので、アクセスも簡単です。

ドイツ留学費用 比較

・学費:3ヶ月・・約15万円〜30万円 / 6ヶ月・・約35〜45万円 / 12ヶ月・・50万円〜120万円
・滞在費(1ヶ月):約6万円〜10万円
・生活費(1ヶ月):約8万円〜
・往復航空券代:約10〜15万円

第三言語としてドイツ語を選ぶならドイツで!魅力的な観光地がたくさんあるドイツでは、どれだけ外食が抑えられるかが留学費用を安くするコツでしょう。平日は自分で作って、週末はビールとドイツ料理を楽しむのもありかも。

韓国留学費用 比較

・学費:3ヶ月・・約10〜20万円 / 6ヶ月・・約50万円〜80万円 / 12ヶ月・・約80万円〜150万円
・滞在費(1ヶ月):約5万円〜8万円
・生活費(1ヶ月):約3〜4万円
・往復航空券代:約2〜5万円

日本と文法が似ていて、他の言語よりも取得が早いと言われる韓国語。飛行機代や生活費は比較的安めですが、滞在費が少し高め。ルームシェアなどで費用が抑えられるようであれば、チャレンジしてみても良いかもしれません。

マレーシア留学費用 比較

・学費:3ヶ月・・約20〜30万円 / 6ヶ月・・約30〜50万円 / 12ヶ月・・約50〜60万円
・滞在費(1ヶ月):約4万円〜10万
・生活費(1ヶ月):約2〜5万円
・往復航空券代:約3万円〜6万円

英語留学を国全体で推奨しているマレーシア。物価が安く、英語留学には最適かもしれません。発展途上国で年々地価が上がるため、クアラルンプールのど真ん中など、住む場所によっては少し高めになってしまうかも。可能であれば時間をかけてお部屋探しを頑張りましょう!

ライター
桃(Momo) フリーライター

書く人・エッセイスト。アメリカ・イギリスでの短期語学留学、ヨーロッパ鉄道周遊ひとり旅など経て、新卒でベンチャーの旅行会社に就職。現在は複数メディアにてフリーのライター兼編集者。趣味は英語で、映画は洋画を中心に年間150本を鑑賞。渡航国数は23ヶ国。

RELATED

関連記事